メンテナンスMAINTENANCE

ボートのメンテナンスについて

ボートは定期的にメンテナンスが必要です!

ボートのメンテナンスは一年を通じて、安全に航行するためには自動車と同じように定期的な清掃と点検が必要になります。
安全性の高いクルージングを楽しむためにも、定期点検や清掃を含むメンテナンスを実施して下さい。

春 シーズン到来

冬の期間の保管方法により、使用しなかった機能をシーズンが始まり安全に航行できるように点検や準備を行います。

機能点検と清掃などを行い、防錆の処理を行います。また、凍結をしないように処理していた部分は凍結防止材を取り除きます。

夏 オンシーズン

ボートのシーズンがやってきました!マリンライフを楽しむために全点検を行います。

ボートクルージングの計画がある場合は、その都度、事前点検と発航前点検、帰港後の点検が必要です!

秋 オフシーズンへ移行

シーズンを楽しんだボートを保管する時期がやってきました!係留保管か陸置きかにもよりますが、長期間使用しない為の処理を行います。

長期間使用しない場合、錆や凍結の原因となりますので、保管処理が必要です!また、陸置きの場合は、付着した藻や貝を取り除いて保管しますので、全清掃を行います。

冬 オフシーズン

オフシーズンにより長期間、ボートを保管します。シーズンオフにもクルージングの予定がある方は、係留保管をお勧めします。

長期間保管や出航回数が減少する季節になりますので、もし、クルージングの計画がある場合は、機能などを総点検する必要があります。また、付着した藻や貝などを取り除いて出航して下さい。

「大きなボートを一人で管理するのは大変!」・・・という方は、
メンテナンス会社や購入したボートのメーカー点検を利用しましょう!

メンテナンス会社とは?

ボートを保管するマリーナには、点検・メンテナンスを担うメンテナンス会社が入っています。
マリーナとメンテナンス会社は別企業であることが多いのですが、
マリーナでの保管料、管理料、メンテナンス料などのご提案があります。
初めてボートを所有する方は、特に、メンテナンス会社の指示に従って、ボートを管理することをお勧めします!

メンテナンス会社のお仕事の例として・・・

  • 新艇・中古艇の納艇の対応
  • 係留・陸置保管の管理
  • 船艇の清掃・メンテナンス・点検
  • ゲストバースへの誘導、着岸
  • クルージング計画のお手伝い
  • クルージングスタッフ対応
  • 必要機器の販売、交換、取付け作業など
ボートのメンテナンス

など、ボートを所有するお客様の安全で楽しいクルージングライフのお手伝いをしています。

点検やメンテナンスを怠ると重大な事件に発展することもあります。
個々での実施が難しい場合には、必ずメンテナンス会社に相談しましょう!

点検やメンテナンスを怠るとどんな危険がある?

ボートは、自動車のように陸地ではありませんので、トラブルが生じた時には海上にいることになります。
助けを呼ぶ方法があり、助けがすぐに到着出来れば問題ありませんが、海上である以上、その保証はありません。
どんな危険があるのか、一例をご紹介しましょう!

燃料が満タンであるか確認せずに目的地へ向かってしまい燃料切れとなった。
■燃料が満タンであるか確認せずに目的地へ向かってしまい燃料切れとなった。
その後→
携帯電話から海上保安庁「118番」で助けを呼ぶ。
しかし、場所を連絡しようとして、携帯の電池がきれてしまった。
暫くの間、近くを航行する船を待つことにした。
日没が近く不安になったが、燃料切れから3時間後に近くを通過した漁船に助けられ近くの港まで曳いてもらった。
CAUTION

もしも、近くに漁船が通過せず、夜になっても救助されなければ、更に船は沖に流されて行きます。
燃料切れは、「発航前点検を怠った」ことになり、船員法に定められた義務違反となります。必ず、発航前点検を行いましょう!
発航前点検のチェックシートはこちら!

マリーナに戻ろうとエンジンを掛けようとしました。しかし、掛かりません。
■エンジンを止めて、アンカーを降ろしてスノーケリングスポットで楽しんでいました。
そろそろ、マリーナに戻ろうとエンジンを掛けようとしました。しかし、掛かりません。
その後→
携帯電話の電波が悪く、なかなか電話が通じません。
夜になってしまったので、電灯を点滅させて助けを呼び、10時間後、近くを航行する船に助けてもらいました。
保管食と水があったので、何とか過ごす事が出来ました。
CAUTION

エンジンが掛からない時、スタータが動くけど掛からないのか、スタータも動作しないのかにより、故障原因が異なります。
今回の場合は、スタータ自体が動かなかったので、バッテリー関連かスタータの故障などによってエンジンが掛からなかった可能性があります。

久しぶりのクルージング目的地に行く途中、段々とパワーが出なくなってきました。
■久しぶりのクルージング目的地に行く途中、段々とパワーが出なくなってきました。
次第に、不可解な音と熱を発して来たので、マリーナに戻ることにしました。
その後→
マリーナの近くで、ボートが動かくなくなったため、マリーナのメンテナンス会社に連絡して、
別の船に曳いてもらいました。出航前に確認したはずだったので、驚きました。
CAUTION

長期間ボートを係留していたため、藻やゴミ、貝などが大量にプロペラに付着していました。
その為、エンジンは正常に掛かっても、航行を続けていくうちに大きな負担が掛かり、パワーが出ない現象となりました。
マリーナにすぐに戻れたので、幸いでしたが、航行を続けていたら間違いなく故障に至っていました。
長期保管後は必ずメンテナンスや点検を行いましょう!

航行中に大きな波を受けてしまい、落水してしまいました。
■航行中に大きな波を受けてしまい、落水してしまいました。
しかしながら、船はエンジンが掛かっているので、進んでいってしまいました。
その後→
ライフジャケットを着用していたため、暫くは沈まずに流されていました。
すると無人になった自分の船を発見した別の船の人が辺りを捜索してくれて発見されました。
ライフジャケットを身に付けていて良かったです。
CAUTION

ボートにはエンジンを止めるスイッチがついている船艇があります。
落水したら、エンジンを止められるように、緊急のスイッチのコードは、必ず体に身に付けておきましょう!
そして、点検時には動作するかを確認しておきましょう!

突然、エンジンが止まってしまいました。
■突然、エンジンが止まってしまいました。
再びエンジンを掛けようとしても掛かりません。
その後→
燃料は満タンでした。しかもスターターも動きます。
燃料の周りを確認すると、燃料を送るホースの上に誰かが重い箱を乗せてしまい、燃料が送られない状況になっていました。
CAUTION

早めに原因を突き止めていましたが、そのまま燃料を送るホースが傷ついてしまう事もあります。
発航前点検で十分に確認しましょう!

離島に向けて航行していると、故障のランプが点滅しました。
■離島に向けて航行していると、故障のランプが点滅しました。
エンジンルームの中を確認すると、船の下水が漏れてしまい、電気系統がショートしていました。
その後→
そのショートが原因なのか、下水の漏れを止めて、再度エンジンを掛けようとしたら、エンジンが掛からなくなってしまいました。
近くにマリーナがあったので、連絡し、緊急でゲストバースに入れてもらいました。
CAUTION

たまたま、マリーナの近くを航行中に起きた出来事でしたが電気系統の故障により、スタータモータに異常が生じました。
水回りのキャビン機能があるボートは、船内に汚水などが漏れ出す場合がありますので、日頃から水回りのチェックを行いましょう!

オイルが汚れてきたため、オイル交換をしてから、出航しました。
■オイルが汚れてきたため、オイル交換をしてから、出航しました。
しかし、フルスロットルでもスピードがいつものように出ない状況になりました。
その後→
航行中に不安になり、マリーナに引き返しました。
メンテナンス会社の人に、症状を確認してもらったところ、オイルの種類が原因ではないかと言われました。
割引になっているオイルを購入し、種類を確認せずに使ってしまいました。
CAUTION

ボートのオイルやバッテリーは船艇により指定されている種類があります。
オイルは船の船外機専用のものです。バッテリーは決められた容量のものです。
異なるものを使用していると、故障の原因となってしまいます。
機器を交換する時は、船艇に適した機器を使用しましょう!

点検やメンテナンスの方法が分からない時、
自分で判断してしまうと重大な危険に晒されることがあります。
消耗品の交換などはメンテナンス会社メーカーに依頼しましょう!

イベントカレンダー